さまざまな商品を買い取る大黒屋でもアマゾンギフト券は換金できない
東京都内では複数の路線が交差しているターミナル駅近辺には必ずといっていいほど金券ショップが立ち並んでおりますが、そんな金券類の買取業界の最大手といえばオレンジの看板に太い黒い文字で書かれた「大黒屋」は知らない人はいないと思います。
大黒屋の総店舗数は200以上あり、日本全国各地で店舗を構えて営業しております。店頭買取に加えインターネットから申し込みが可能な郵送による買取やLINEを利用した買取査定もあり、まさに買取業界の最先端を進むパイオニアとして多くの方が利用しています。
一般的な金券ショップでは商品券や切手などの金券類以外に、
- 新幹線の回数券や航空券などの交通有価証券
- コンサートやライブのチケット
- スポーツ観戦チケット
などの主に紙の媒体物のみと取り扱いとなっていますが、大黒屋では各ジャンルごとに分類され、
- ブランド品
- 家電製品
- 携帯電話
- 楽器
- おもちゃ
- 酒類
- 骨董品・美術品
- ジュエリー類
などの価値のあるものであればあらゆる商品を現金化することができるのです。
買取業務がメインとなる大黒屋ですがそれ以外にも、
- 航空券の予約手続きができる大黒屋トラベル
- 100万以上なら1.25%と低金利の質屋
- スピーディーで低レートな外貨両替
- 手数料が安い海外送金
等も手掛ける幅広い業務内容となっています。
大黒屋でのアマゾンギフトの買取
大黒屋は買取業界の王様ともいうべき、実績や経験が豊富な買取専門店ですがAmazonギフト券などの仮想通貨となる電子マネーの買取及び販売は可能なのでしょうか?
現在のところ買取業界の最大手の大黒屋では電子マネーの取り扱いはしておりません。その理由はいくつかあると思いますがもっとも重要な点として電子マネーの売買に関する法律がまだ制定されていないという点です。
つまり合法なのか違法なのかの判断がつかない商品なのです。個人経営などで小規模で営業している金券ショップでは電子マネーの買取・販売を行っている店舗はありますが、大黒屋のような大規模に営業を行っている場合、確実に問題のない業務しか行えない部分があります。
仮に現在の状況でアマゾンギフト券の買い取りを開始した場合、法律が制定され違法化したら莫大な損害になる可能性もあります。金券ショップは基本的に売値と買値の差額が利益となる薄利多売ともいえる商売であり、確実性が重視されるビジネスなのです。
今後、古物営業法改正により電子マネーが古物に該当するようになれば大黒屋でもアマゾンギフト券の買い取りが行われると思いますが、それもまだまだ先の話となるでしょう。
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